市民の命を守るワクチン接種を
迅速かつ着実に推進するために、
野志市長あてに要望書を提出しました。
新型コロナウイルスワクチン接種に関する緊急要望
4月23日、国は新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」を実施すべき区域に愛媛県を指定し、県は同日本市を重点措置区域に指定しました。
本市はこれまで、新型コロナウイルスの感染拡大防止を最優先の課題として取り組んできましたが、感染力の強い変異株による第4波は従前とは比較にならないほどの猛威となっており、新規感染者数は増加の一途をたどり、医療現場もひっ迫しています。
こうした中、いよいよ今月10日からワクチン接種の予約が開始されることとなり、31日には各医療機関での個別接種が始まります。新型コロナウイルス感染収束の切り札であるワクチン接種には多くの市民が関心を寄せ、期待をしています。
一方で、先月4月23日に発送が開始された高齢者向けの接種案内については「高齢者には分かり難い」などの声が相次ぎ、すでに関係機関や地域団体では独自の対策を講じているところです。今後、希望するすべての市民が安心して円滑にワクチン接種を受けるためには市井の声を汲んだきめ細やかな対応が必要となります。
そこで、こうした状況を踏まえ、市民の命を守るワクチン接種を迅速かつ着実に推進するために、公明党議員団として以下の施策の実施を強く要望します。
記
¡ 個別か集団かの接種方法の選択や予約の開始日、接種場所など、一目で誰もが分かる広報・案内を行い、ワクチン接種を希望する全ての市民が安心して受けられるように努めること。
¡ 予約の受付開始と同時に申し込み殺到で対応不能にならないよう、回線を増設するなど万全の体制で臨むこと。
¡ 通常の予約申し込み方法を利用できない市民のために、そこに行けば対面で確実にワクチン接種の予約が出来る受付窓口を設置すること。
¡ ワクチン接種を行う病院がない島しょ部については訪問・巡回接種を行い、希望する島民全員に接種を行えるようにすること。
¡ 夜間しか接種を受けることができない市民に対しても接種できるよう対応すること。
¡ 単身赴任、学生など本市に住民票を置かない住民でも本市での接種が可能であることを周知し、予約から接種まで円滑に行えるよう対応窓口を設けること。
¡ 高齢者や障がい者など電話やwebの活用が困難な市民に対しては、予約から接種まで円滑に行えるよう、家族や地域、関係機関との協力体制を整えること。
¡ 介護施設や障がい者施設などに入所されている市民と職員に対して、施設への訪問・巡回接種を導入すること。
¡ 市内の交通不便地域に在住で接種会場へ行くことが困難な高齢者や障がい者などに対して、タクシー料金などの補助を行うこと。
¡ コロナウィルスの治療後や療養後に後遺症が出たり、またワクチン接種後に副反応の症状が出た市民のために専門の相談窓口を設置すること。